タイルの歴史

【タイルの歴史】

現在知られている最古のタイルは紀元前27世紀のエジプトのピラミッドの中に使用されています。日本へは6世紀あたりに仏教とともに中国のタイルの原型『塼(せん)』が伝わり、寺院に使われ始め、16世紀あたりに『敷瓦』として使われるようになりました。
明治に入り、輸入タイルの影響により、国内でも生産されるようになり、大正11年(1922年)に『タイル』と名称統一をされ、今日に至っています。

【美濃焼の歴史】

『美濃焼』とは岐阜県の美濃地方の特に東濃地区である多治見市、土岐市、瑞浪市、可児市あたりで焼かれた焼き物のことを指します。この地区では朝鮮半島から伝わった焼き物の技術を使い、1300年前から茶碗などを作り、全国に出荷していました。中世になって織田信長から開窯の許しを得た加藤景光の孫、加藤景増が多治見で開窯し、志野、織部、黄色瀬戸、黒瀬戸などの茶陶が開花しました。その後、一般生活用品が焼かれるようになり、今日に至っています。